ツイてない日も必然
次の休み、あれをしようかな。
でも、それをするとこうなって良くない気がする。
じゃあやめる?
いや、でもそれをしたい。
でも、たぶんそれをしたらこうなるよ?いいの?
うん、それは分かってる。
でも、絶対それをしないといけない気がする。
そんなことを感じる日があった。
当日は、たしかにツイてなかった。
病院は待たされるし、久しぶりに会った人とも会話弾まないし、彼ともケンカしちゃうし。
それでも、きっと、私はこれを経験したかったのだろう。経験する必要があったのだろう。
ツイてる日ばかりでは、何かも不自由のないあの世と変わらない。
あの世では経験できない、もどかしさ、悔しさを感じるためにこの世にきたんだ。
だから、直感では「あ、ダメだな」と分かってていてもそっちを選んでしまう。
後悔を経験するために。
私たちは、後悔することすらも、望んでこの世に来たのだから。
仲が良かった人と話が合わなくなるのはステージが変わったから
人にはそれぞれ、今の人生ゲームをプレイしているステージがある。
学生のころには、学校生活のステージ。
会社に入ってからは、会社のステージ。
学生のころの友達と、卒業してから会うと違和感を覚えることがあると思う。
特に、高校から大学へ進学した人と、高校を出て就職した人では、顕著に感じるのではないだろうか。
それは、お互いの人生ゲームのステージが変わってしまったから。
一方はまだ学生気分、他方は社会に出てその厳しさも知りつつある。
単純に、身を置く環境が変わってしまったからということであるけど、それはつまりそれぞれが同じステージにいないから、別次元であり、話も気も合わなくなってしまうのだ。
しかし、そのときは合わないと感じても、学生が社会人になったら、またステージが同じになることもある。
だから、一度合わないと感じても、また同じステージに立ったら仲良くなれる。
人にはそれぞれステージがある。
それを意識していれば生き方が楽になるかもしれない。
今の生活は、自分がクリアすべきステージ
マリオは、ゲームの中でそのステージをクリアするために奮闘する。
奮闘するも、あっけなく死んでいく。
そしてライフがある限り挑戦する。
何度かやっているうちに、だんだんそのステージが分かってきて、クリアできるようになる。
これは、私たちの生きているこの世と同じ仕組み。
毎日同じ職場に行って変わらない顔ぶれと並んで仕事をしている。
毎日同じことの繰り返しに思えるけど、実はこれが今自分が挑戦しているステージなんだ。
毎日、新しいライフで同じことにコツコツ挑戦していく。
そうしているうちに、いつのまにか新しいステージになっていたり、突然次のステージになることもある。
もちろん逆も然り。
あまりにも堕落した生活を続けていると、ステージが下がることもある。
いつも、自分の力に見合ったステージが用意されている。
こんな日が毎日続くのかな、と嫌になることもある。
今は真っ暗闇のステージなのかもしれないし、つまらない平坦なステージなのかもしれない。
だけど、それを、どこにゴールがあるか分からないけど、毎日一生懸命生きることで、そのステージをクリアできるかもしれない。
この世は諸行無常。
ずっと同じところに留まり続けることなんて有り得ない。
自分の行動でステージは変わる。
あなたはどうやってこのステージを楽しむ?
そして、上に行くか、下に行くか。どちらを選ぶ?
昨日の自分は今日の自分とは別人
この世は仮想現実である。
人は、寝ているときに魂があの世に還る。
そこで、人は一度死ぬ。
つまり、起きたときには、昨日の私はもう新しい自分になっている。
昨日の私は、もう死んだ。
今朝の私は、生まれたての私。
そして、今日も死に向かって生きていく。
だから、毎日が新鮮なはずなんだ。
職場で毎日顔を合わせる上司も、同僚も、昨日とは中身が違う。
本当は、毎日が「はじめまして」なんだ。
そして、別れてしまうと、もう二度と今日の彼らには会えない。
一日が一生。
実はその日限りの命だったことに気づくこと。
毎日生まれては死んでいくこと。
毎日その日限りの人生を大切に生きたい。
この世は仮想現実
不眠が続いてベッドでうつらうつらと時間を持て余していた夜、ふと
「この世は仮想現実なんだ。」
ということが腑に落ちた。
この世界は、精巧にできたVRの世界。
そこで私たちは、日々人生ゲームを繰り広げている。
目の前のものに笑ったり、悔しがったり悲しんだり。
でも、それは全てゲームなんだ。
幸せすぎて刺激がほしくなった神々の遊び。
私たちは神々の一部。
それが小さな魂となって、仮想現実世界に下りて人間という物質に寄宿し、「人生」というものを経験している。
私たちの本質は光のような魂。
この世はただの仮想現実ゲーム。
寝ているとき、魂はあの世に還る。
不眠で半覚醒していたあの夜、私はこの仮想現実からあの世に還る途中だったのかもしれない。